「糸島富士」の麓で育む”シャキシャキ”水菜。 追い求めるは、安心安全のその先。
糸島半島の西部に位置し、地域のシンボルである可也山の麓にある「うらた農園」では、水菜を中心に、とうもろこし・人参・白菜・ほうれん草などの野菜を栽培している。特に力を入れている水菜は、アクが無く、シャキシャキした食感でサラダにぴったりと、一般のお客様からの評価も高い。

うらた農園は、土壌づくりに特にエネルギーを注ぐ。地元糸島の原料をブレンドしてつくる自家製の有機肥料を使った健康な土で野菜を育てることを大事にしている。
また、代表の浦田さん自身が、毎日畑で土や野菜に直接触れ、健康状態を観察するだけでなく、定期的に土壌分析を行うことを徹底している。分析結果を踏まえた、最適な施肥設計に基づく有機栽培が、うらた農園の葉物野菜の美味しさの秘訣であると、浦田さんは話す。
さらに、病害虫の発生を予測する仕組みを設け、作物が病気にかかることを未然に予防することにより、農薬の使用を最小限に抑えているとのこと。

徹底的な品質管理で取得した「ASIA GAP認証」
うらた農園のこだわりは、栽培方法だけではない。収穫後もスタッフの目でひとつひとつ丁寧に選別しながら丁寧に袋詰めを行う。収穫から出荷までのコールドチェーンを確立することで、栽培した水菜を鮮度の高いまま、お客様のもとへ届けることを可能にしている。
こうした徹底的な品質管理は、厳しい基準をクリアし、適切な農場管理・運営方法を導入していると認められた農園にのみ与えられる「ASIA GAP認証」を取得している。

自然豊かな糸島の地で、代々受け継がれてきた農業を守る。
先祖代々、糸島の地で農業に携わってきたという、うらた農園。「糸島富士」とも呼ばれる標高365mの独立峰、可也山と美しい海に囲まれ、山海の豊潤なミネラルによる恩恵を受けやすい。
大学卒業後、食品商社で働く中で、独立して事業を始めることを決心。すでに実家で基盤があった糸島の地で、幼い頃から身近に感じていた農業を継ぐことに。
浦田さん:「小さい時は絶対農業だけはしたくないと思っていました(笑)農業は泥や土で綺麗な印象がなくて、まさか自分がすることになるとは思っていなかったです。とはいえ、あの時両親が頑張ってくれていたから今があると思い、今となっては本当に感謝で一杯です。」

安心、安全はもちろんのこと「心が笑顔になる野菜」を。
浦田さん:「いまや安心安全な野菜づくりというのは当然のことになりつつありますよね。だからこそ、うらた農園としてやるべきことは、消費者の健康づくりを支えるということだけでなく、その食事に感動を与えられるかどうか。『心が笑顔になる』ような野菜づくりを目指しています。」
安心安全は当たり前になりつつある現代の食生活に求められている”食”のよろこびとは何か。うらた農園は、今後もその本質を追求し続ける。

文:田﨑 琴乃
写真:農園様ご提供