フェルマ木須
佐賀県・伊万里エリア佐賀県伊万里の山々に囲まれた、あたり一面田園風景のひろがる自然豊かな場所で、米、もち麦、古代米、大豆など穀物のほぼ全てを栽培する「フェルマ木須」さん。『百の仕事ができるから『百姓』である」という信念のもと、徹底した品質管理で、種まきから袋詰めまで約300もの行程を一貫して手掛けられています。また、食の安全や環境保全の取り組みに関する、高い基準をクリアした農場にのみ与えられる「GAP(ギャップ)」の認証も受けており、美味しい作物を、最高の品質を保ったままお客様のもとへ届けるための体制を整えています。
生産者のこだわり
- 種まきから袋詰めまで徹底した品質管理
- 穀物本来の美味しさを引き出す " 地力農法 "
- 耕作放棄地を進んで引き受け、地域ごと良くしていく
FARM STORY
家業を超えた新たな挑戦
農家の長男に生まれ、農業高校や農業短大で学び、農業法人研修を経て就農された、代表の木須さん。就農後、未来の食料問題や、持続可能な農業の重要性に気づき、家業を超えた新たな挑戦を目指し法人化。現在では13名のスタッフと共に、約50ヘクタールの広大な農地で、種まきから出荷までの一貫管理体制を整え、持続可能な農業の実現に取り組んでいます。
穀物本来の美味しさを引き出す " 地力農法 "
毎年、田一枚一枚を丁寧に土の状態を確認しながら堆肥の量を調整し、穀物が健康に育ちやすい、地力の高い土壌づくりをされています。自然に近い環境で成長を促すことで、肥料の使用を最小限に抑えつつ、穀物本来の生命力を引き出し、風味豊かでしっかりとした味わいの実が育ちます。また、美味しいものを美味しいままお客様のもとへ届けるために、収穫後も自社の加工場で徹底した品質管理を実施し、鮮度と味わいを保つために手間を惜しまずに取り組んでいます。
5人のご子息全員が「継ぎたい」と語る木須さんの農業
「安心安全な美味しいものをお客様にお届けしたい」という想いで、種まきから出荷までの一貫管理に取り組む木須さん。土壌改良の専門性と経験を活かし、耕作できなくなった田畑(耕作放棄地)での生産を進んで引き受け、地域ごとより良くしていくということを続けてこられています。地域の方からも感謝され、5人のお子様たちも全員が口を揃えて「農業を継ぎたい」と言われているそう。今後も、地域を巻き込みながら、後継者たちが共に働きたくなるような、魅力的で持続可能な農業環境の整備に取り組んでいきます。