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ツバサファーム

福岡県・糸島エリア
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福岡県は糸島南部に連なる霊峰、雷山。そこから流れるミネラル豊かな水と温度差を活かしてお米を栽培する「ツバサファーム」。林業を家業にする家系に生まれ、デザイン関係の仕事を経て、2011年に就農。農業を「命を扱う仕事」と捉え、毎年変わる天候や環境に対応しながら、手間を惜しまず自然と共存する栽培を追求する。また、地域の子どもたちに米づくりの文化を伝える活動を行い、林業とともに水源と山の保全にも努める。今後も、地域の”循環”を支え、人と人をつなげる農園としての役割を果たしていく。

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生産者のこだわり


  1. 「林業」という上流から整えること
  2. 自然と共生する無農薬・自然栽培
  3. 手仕事で生む、自然そのままの米の甘さ

FARM STORY

林業から始まった農業への道

祖父が所有していた土地をゼロから開墾し、2011年に新規就農。一家が林業に携わる中で培った”山の知恵”を活かしながら、雷山のふもとの清らかな水で無農薬米を栽培しています。土と水、そして人のつながりが生み出す「ツバサファーム」の農業のお話を伺っていると、先祖から受け継いだ土地への敬意と、命を育むことの大切さを再認識させられます。

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自然と共生する無農薬・自然栽培の哲学

ツバサファームでは、除草剤・化学肥料は使用しない無農薬栽培が大前提。日々、葉の色や植物の状態を目と手と香りで確認し、機械でせざるを得ない部分以外はすべて手作業で丁寧に行うそう。「自然界の一員としてタニシも雑草を食べることで作物の成長を助けるんです」と、まさに自然との共存を目指す農園の理念を象徴しています。自然そのままに、手間ひまかけるからこそ、小粒ながらもほんのり甘くふっくらとしたお米ができるのです。

「山守」として生きながら、次世代へつなぐ農文化。

夏は農家としてお米・野菜を栽培し、冬には山で林業を営むツバサファーム。「山守」として生きることは、自分たちだけでなく近隣の農家にとっても欠かせない「水を守る」ことであり、さらには流域で暮らす人びとの「暮らしを守る」ことでもある。だからこそ、冬場も野菜を育てることもできなくはない中、林業と真剣に向き合うのです。そして、地域の子どもたちにお米づくりを教える活動も行っています。農業が持つ文化・価値、つまり「食の大切さ」「自然との調和」「地域社会への貢献」を次世代に伝えていくことを通じて、これからも農業の未来を明るく照らし続けます。

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